システムにかかる費用
システムにかかる費用
紙の給与明細を電子給与明細にするには、システム導入が不可欠です。
システムにはオンプレミス型とクラウド型の2つに大別できます。
オンプレミス型は自社内に環境を構築する必要があり、サーバーやネットワーク環境が整っていれば導入可能です。
最初にコストがかかる傾向があります。
クラウド型は、サーバーを準備する必要がなく、サービスを利用するだけの手軽さです。
初期導入が無料である場合も多いですが、月々に費用が発生します。
電子給与明細を導入するにあたり、費用対効果が気になります。
この時、目先のコストだけで比較しないように注意しましょう。
最初にかかるコストだけを見ればクラウド型が有利です。
しかし、長期間の利用を試算してみると、意外とコストがかさむことに気がつきます。
長い目で見れば、オンプレミス型の方が安くなるケースも少なくありません。
多機能なものや評判の良いものは魅力的に見えるかもしれませんが、必要以上の機能を求めすぎないことも大切です。
コスト削減につながる電子給与明細システムとは
電子給与明細システムを導入するとさまざまなメリットがあるということを知っていますか。
会社側にはどのようなメリットがあるかというと、給与担当者の業務を効率化させることができる点です。
電子給与明細システムを導入していないと、勤怠管理情報を入力してそれを印刷し、封入をしたら従業員一人一人に手渡しもしくは郵送しなければなりません。
このような紙媒体による給与明細は、一人分の明細を作成するだけでもかなりの時間と手間がかかります。
さらに人の手によってこれらを行うと、封筒の名前と給与明細を入れ間違えるなどのミスも発生することがあります。
給与明細を電子化すれば、業務負担が大幅に軽減され、業務の効率化につながります。
電子給与明細を採用することは、コストの削減にもなります。
紙媒体の給与明細だと、用紙や印刷代、配布するための郵送代や封筒代など、さまざまな費用が発生するからです。
電子給与明細であればこれらの費用がかからないのでコスト削減になります。